一緒に研修を受けている人の中に、エレベーター屋さんがいて、今日はいろいろ話を聞いた。
おもしれえ。
- エレベータ屋さんはエレベータ内で人が会話しているのを聞くと、エレベータについてなにか話しているのかと気になるらしい。
- むしろエレベータについて話している(文句言っている)と勘違いするらしい。
- エレベータ屋さんはシンドラーの事故以来、いろいろ細かいことを言われだして大変らしい。
- シンドラーの対応はまずかったけど、シンドラーは世界中で同じ問題を抱えていて、日本で認めてしまうと、世界中で認めなきゃいけなくなって大変になるから、ああいう対応だったらしい。
- エレベーターを設計するときは大体10のパートに分けて設計するそうだ。
- 電気屋さん、機械屋さん、箱屋さん等々。
- んで、これらの人達の意見の摺り寄せが大変だったり、そこの連携がうまくいかなくて不良が発生したりすることあるんだってさ。
- M社はしっかりお金をとる。H社は顧客からクレームが入るとお金取らないでやること多いらしい。
- 30m級のエレベータと60m級のエレベーターでは結構仕組みが違うらしい。
- 最近のエレベータには地震のS波を検知して止まる仕組みが入っているらしい。
- で、ちょっと問題。古いエレベータと新しいエレベータが並んで入っているビルで地震があると新しいエレベータは安全の為にとまる。古いのは止まってもすぐ復旧する。そうすると、古いのは動いているのに、何で新しいのは動かないんだ!って文句言われるらしい。
- ベンダ的には地震があった場合、ちゃんと点検してから動かしたいらしい。命にかかわる問題だからね。
- でも、客は点検の時間が長いと文句を言うらしい。
- 問題があったときに、責任取るのはベンダなのに。
- 最近は自動復旧システムみたいのが入っているらしい。
- でもベンダはあんまりしたくないんだって。100%の安全を保障できないから。
- 何だかんだいっても手堅い商売らしい。
- だって、最初に入れてしまえば、あとはメンテナンス料とか入るから。
- でも、今後は世界で戦わないとだめだって。トップ3に入らないと生き残れない。
- ロープを使わないエレベータ(磁石を利用するとか?)は技術的には可能なレベルにあるらしい。
- だが高い。
- 最近は保守の人達と協力して設計をするらしい。
ほかにもいろいろ聞いたけど、ビジネスとしてちゃんとシステムができていると感じますた。」
素晴らしい。
ソフトウェア関連のところとはだいぶ違うかと...orz